おはよう君需要なし

求不得苦な日々

Visual Studio Codeで快適Google App Engineプログラミング

最近、ひょんなことからSlackのbotを作ることになりまして。用件としては「あるイベントまでのカウントダウンをbotにやらせたい」ってことでした。

そんなのどっかにLinuxマシン置いておいてcronで毎日しゃべるスクリプト動かせばいいだけじゃ~~んという感じですが、まぁこれも何かの縁ですししっかりサーバーで動かせるものを作ろうということでGoogleAppEngineの勉強も兼ねて開発を始めました。

GoogleAppEngine

Google App Engine(以下GAE)とは、まぁ言わずとしれたGoogleクラウドアプリのプラットフォームですが、簡単なウェブサイトも作ることができます。

私もこのはてなブログを始めるかなり前にこのGAEを使ってブログを作ったりしていました。 ブログ投稿画面なども作って、管理しやすくはしていたんですが、結局は大手ブログサービスのほうが使い勝手が良いので(当たり前)、「WordPress」や「はてな」に逃げてきたわけです。

GoogleAppEngineの良いところ

GAEの良いところは、(良くも悪くも)Googleが全部準備してくれているところです。書く言語や使用できるライブラリなどは制限されてしまいますが、GQLと呼ばれるデータベースを使用することもでき、簡単なサービスであれば何もセットアップせずに作ることができます。しかも無料範囲内であればお金を取られることもなく、しかも自動で課金されるなど怖いシステムになっていないため、安心してクソサービスを作ることができます。

昔GAEの開発をやっていたときはPythonのIDLEを使用していたんですが、今回改めてVisual Studio Code(以下vscode)を使ってみたら便利だったので紹介します。

まずはPython Extensionをインストールする

vscodeでPythonを書くならこれがないと始まりません。構文を解釈して自動インデント、はしてくれませんが、補完機能を使えるようになります。

vscodeを開いた状態で、F1キーを押すとコマンドメニューみたいなのが開くので、そこで「extension」と打ちます。すると「Install Extension」というメニューが見つかると思いますので、それをクリックして中からPythonを選んでインストールしましょう。

Python ExtensionにGAEのライブラリの場所を教える

GAEのライブラリは標準インストールだとPythonのライブラリディレクトリには入らないので、別のディレクトリも参照してくれるように設定を書きます。

まずはUser Settingsを開く…

f:id:yoh_mar28:20160410152549p:plain

すると、こんな画面になると思います。左側にデフォルトの設定も書いてくれているので何をいじればいいか一目瞭然。すごく気の利いた機能ですよね。編集するのは右側です。 f:id:yoh_mar28:20160410152636p:plain

で、こんな感じに追記します。(今回書いてある「源真ゴシック」の行は関係ありませんゴメンナサイ)

f:id:yoh_mar28:20160410152711p:plain

"python.autoComplete.extraPaths": [
        "C:/Program Files (x86)/Google/google_appengine",
        "C:/Program Files (x86)/Google/google_appengine/lib"
    ]

これでGAE用のライブラリでもきちんと補完してくれるようになり、コーディングが捗りますね!

webapp2の補完についてはGAEが複数バージョンを用意していることもあってうまく動かないみたいですが、何か方法がないか探してみます。

おまけ

今回画像で説明する部分に源真ゴシックという文字がありますが、あれは見てわかるとおりvscodeのフォントを指定している箇所になります。源真ゴシック、見た目すごくイイので重宝させていただいてます。

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