Twitterに音源をアップロードする方法【ffmpeg】
はじめに
音楽をやってる人にとって、録音した練習音源をいかに共有するかというのはかなり重要な課題かと思います。
Twitterは公式クライアントで動画をアップロード・再生することが可能であり、重宝するソリューションかなと思います。今回はTwitterに、録音したデータをアップロードする手順を解説したいと思います。
注
今回使うffmpegというツールはオタクなツールなので、ユーザインタフェースぽちぽちしてやりたいって人向けではありません。
ffmpeg
ffmpegはフリーソフトながら、動画や音声の編集に際して多彩なことができる優秀なソフトウェアです。
かの有名な「携帯動画変換君」(古い)も、このffmpegをベースに使用して作られているようです。
ffmpegのインストール手順
Windowsでffmpegを使用するにはバイナリ(実行ファイル)をダウンロードします。以下のリンクから実行ファイルを落とすことができます。
ここから、64bit環境であれば「Download FFmpeg 64-bit Static」をダウンロードして展開します。このzipファイルに含まれているbin以下にあるffmpeg.exe
がffmpeg本体になります。
実行するには
ヘビーに利用する人などはC:\Applications
などのフォルダを作ってそこにPATHを通すなどするのかもしれませんが、ぼくは面倒なのでffmpeg.exe
を作業するディレクトリにそのままコピーして使ってます。
今までは軽くしか使ってなかったのでこれでよかったのですが、結構な頻度で使用するのでPATHを通しても良いかなという気もしています。
Twitter用に音楽を変換する
youtubeなどでよく見るのは、SOUND ONLYみたいな静止画像を常に表示する動画にして提供するタイプですね。今回はそれを作る方法を説明します。
画像を用意する
Googleで検索します。
音源を用意する
たぶんほとんどのフォーマットがffmpegに対応してるんじゃないかな。ぼくはmp3
形式で用意しました。
こんな感じに、先ほどのファイルとあわせておなじフォルダに置きます。前述のとおり作業フォルダにffmpeg.exeを置いています(笑)
以下のコマンドを実行する
コマンドプロンプトでこのフォルダへ移動し、以下のコマンドを実行します。
-t
の後の2:20
という部分は適宜音楽の長さに応じて変えてください。Twitterは仕様としては140秒までの長さに対応しているので、2分20秒というのがちょうど最大の長さです。
ffmpeg -loop 1 -i soundonly.jpg -i music.mp3 -acodec aac -t 2:20 out.mp4
ちなみに、コマンドプロンプトをその場で開くにはエクスプローラのアドレスバーにcmd
と打ってエンター押すのがお手軽です。
完成
out.mp4というファイルができていれば完成です。参考までにファイルサイズを書いておくと、2644KBでした。最大500MBまでアップロードできることを考えると大変リーズナブルですね。
アップロードする
パソコンからならTwitterのWebからアップロードすることができます。昔はできなかったのに、便利になったもんだぜ
おわりに
Twitterに音源を上げるために動画変換をする方法について書かせていただきました。
Twitterに動画をアップロードすると公式クライアントで手軽に聞けるので多くの人に聞いてもらえるチャンスになると思います~~