真・Raspberry Pi でGW-300S Katana用にドライバをインストールする
いやぁ長かった。 前々回に言い訳として
今回、良かれと思ってPLANEX公式から落としてきたドライバのインストールスクリプトを 実行する記事を紹介いたしましたが、どうもこちらの方法ではきちんと公式ドライバを動かすことができないみたいです。実は自分が以前動かした際、使用した のは公式ドライバではなく、katanaに内蔵されるRTL8192euのドライバをkatanaで使えるようにするという手法で動かしていました。今回 記事にする際に公式ドライバを使用してみたのですが、どうもダメっぽい、というのが今回の経緯となります。
なーんてことを書いたんだけれども、やっぱり公式ドライバをインストールするよりも、RTL8192euのドライバをGW-300S katanaで使うようにした方が楽だったという結論に至りました。いやはやなんとも
↓前回紹介したこの方法、やっぱり動くようにはなっていなかったということが判明しました。
なんともマヌケなことで、ifconfigでwlan0として認識はするものの、接続時に死んでしまう。一瞬入力ミスを疑いましたが、やっぱり接続できませんでした。とゆーわけで、今回は「公式ドライバ」ではなくRTL8192euというチップ用のドライバを使用することで妥協しました。
当然、公式ドライバでは利用できるようになったわけではないので、ちゃんと動かないかもしれませんがまぁ… 自己責任で。
準備
まず、この記事「Raspberry Pi でGW-300S Katana用に公式ドライバをインストールする(失敗) - おはよう君需要なし 」のカーネルをアップデートして起動するところまで進めてあることを前提にお話します。
カーネルアップデートが済んだら、このサイト「Realtek wireless chipset: install the right driver - Easy Linux tips project」からRTL8192euのドライバのソースコードをダウンロードします。
↓リンクを踏んで開いた先にこんな部分があると思います。
その中の「driver for the RTL8192EU chipset」というリンクを踏めば
こんな感じでGoogle Driveが開くと思うので、ダウンロードボタンを押します。すると「Realtek-RTL8192EU-driver.tar.gz」というファイルが落ちてくるので、これをscpなりなんなりでRaspberry Piの中に入れておきましょう。(僕は/home/pi/RTL8192/というフォルダを作ってその中に置きました。)
手順
手順はほとんど前回と同じです。まずは展開してinstall.shファイルがあるディレクトリに移動します。
$ cd RTL8192/
$ tar zxvf Realtek-RTL8192EU-driver.tar.gz
$ cd install_folder/
今回はinstall.shに展開用のコマンドは出てこないので、install.shを編集する必要はありません。ので、次はusbの情報リストにGW-300S katanaの情報を追加します。
$ vim driver/rtl8192EU_linux_v4.2.2_7585.20130524/os_dep/linux/usb_intf.c
とし、usb_intf.cファイルを編集しましょう。290行目(#ifdef CONFIG_RTL8192Eのあと)に「{USB_DEVICE(0x2019, 0xAB33),.driver_info = RTL8192E},」と打ち込み、0x2019と0xAB33の情報を書きましょう。
こんな感じ。保存したら
$ sudo sh ./install.sh
でインストール実行です。completeが出たら完了です。
おわりに
やったーー!!!というわけで、Raspberry Piでも母艦のUbuntuPCでもGW-300s katanaが使用できるようになりました!!
今回、出処が不明のソースを使ってしまいましたが、何かあったらコメントおねがいします…