続・Raspberry Pi でGW-300S Katana用に公式ドライバをインストールする(成功?)
前回・前々回に続き、続報となります。
今回、一応Raspberry Piでifconfigした時にインタフェースとして認識されているということは確認しましたが、母艦PCでインストールしてみたところ爆死するということが判明したので、まだまだ多分に危険性をはらんでいます。
どうか自己責任で。
【追記】
やっぱり失敗。Raspberry Piで認識はされるものの、接続できねえ!!!
なんだこのドライバは!!!!
【追記】
動くようになりました。やったー
準備
前回の記事で公式ドライバをダウンロードしたところから始めます。
手順
まず、ターミナルでKATANAのベンダIDと製品IDをチェックします。(lsusbと入力してエンター)
こちらからidVendorが0x2019、idProductが0xAB33であることがわかります。
次に、ダウンロードしてきた公式ドライバを展開します。
$ unzip gw-300s_katana_driver_linux_v431.zip
$ cd gw-300s_katana_driver_linux_v431/
$ unzip RTL8192EU_linux_v4.3.1_10675.20140303.zip
$ cd RTL8192EU_linux_v4.3.1_10675.20140303/
これで、install.shファイルがあるディレクトリに移動できると思います。そこでコイツを編集してしまいましょう。
$ vim install.sh
で、21行目。何かをtarで解凍している行をコメントアウトしてしまいます。
次に、解凍する部分をコメントアウトしてしまったわけなので、手動で解凍する必要があります。
$ cd driver/
$ tar zxvf rtl8192EU_linux_v4.3.1_10675.20140303.tar.gz
おもむろにファイルのある場所に移動してtarコマンドを実行。中身のファイルを編集してしまいましょう。(os_dep/linuxの中のusb_intf.cファイル)
$ vim driver/rtl8192EU_linux_v4.3.1_10675.20140303/os_dep/linux/usb_intf.c
内容としてはこんな感じ↓
319行目(#ifdef CONFIG_RTL8192Eの下)に「{USB_DEVICE(0x2019, 0xAB33),.driver_info = RTL8192E},」と記入。それが完了したらインストールしましょう。
$ sudo sh ./install.sh
インストール完了の旨のメッセージが出たらオッケー(なはず)
解説
ちょこっと解説をば。
まず、このページを見て欲しい。ここにはGW-300s KATANAの内蔵チップが「Realtek
RTL8192EU」で、idVendorが0x2019、idProductが0xAB33と書いてある。
まぁコイツを見れば冒頭のlsusbなんて必要なかったんだけど、記事を書いている途中はこのページの存在に気が付かなかったのだ(てへ)
で、手順の中で編集した/os_dep/linux/usb_intf.c ファイル。これちょっと上のほうとか見てもらえると分かるんだけど、ここにはこのドライバで動かすデバイスの情報がいろいろと書いてある。例えば211行目。これなんかモロにGW-USECO300の情報だ(idVendor:0x2019, idProduct:0xAB2B)。
ところが、idProductが0xAB33のコイツはどこに書かれているんだろうか???
お好みのテキストエディタで検索してみてもらえば分かるけど、コイツに関しての記述が無い。つまり、このドライバをインストールしたところでGW-300s KATANAが使えるようになるわけがなかったのだ〜〜〜(ワッハッハ)
というわけで、自分で記述してしまえばいいんじゃね??ってことで書いたのが今回の解決策ってなわけです。
追記
Raspberry Piで動くようにはなったものの、母艦PCで動かないのがすごく解せないので、もうちょっと頑張る予定です。何か情報をお持ちでしたらコメントください。